ポトスは、観葉植物のなかでも特に育てやすく、初心者さんの最初の一鉢にも向いている植物です。明るいグリーンの葉、つるが伸びる姿、棚やハンギングに飾りやすい軽やかさがあり、部屋に置くだけでやわらかい雰囲気を作ってくれます。
丈夫な植物ですが、ずっと暗い場所に置いたり、水をあげすぎたりすると、葉が黄色くなる、つるだけ伸びて葉が少なくなる、根腐れするなどのトラブルが起こります。ポトスは「手をかけすぎない」ことも大切です。
この記事では、ポトスの基本の育て方、水やり、置き場所、剪定、増やし方、よくある不調の見直しポイントをまとめます。
ポトスはどんな観葉植物?
ポトスはつる性の観葉植物で、ハート形に近い葉を次々に出しながら伸びていきます。斑入りの品種も多く、明るい黄緑のもの、白い斑が入るもの、深い緑のものなど、見た目の種類も豊富です。
棚から垂らす、支柱に絡ませる、ハンギングで飾るなど、楽しみ方が多いのも魅力です。小さな鉢から始めても、環境が合えばよく育ちます。
ポトスを元気に育てる基本は、明るい場所に置くこと、土が乾いてから水をあげること、伸びすぎたつるを整えることです。
置き場所は明るい室内がベスト
ポトスは耐陰性があると言われますが、きれいに育てるなら明るい室内が向いています。レースカーテン越しの窓辺や、日中に自然光が入るリビングが育てやすい場所です。
暗い場所でもすぐに枯れるわけではありませんが、長く置くと葉が小さくなったり、斑入り品種の模様が薄くなったりします。つるだけが間延びして、葉と葉の間が広くなることもあります。
夏の強い直射日光には注意しましょう。急に強い日差しに当てると葉焼けすることがあります。明るい日陰、またはレースカーテン越しの光が安心です。
水やりは土が乾いてから
ポトスの水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりが基本です。鉢底から水が流れるくらいあげ、受け皿にたまった水は捨てます。
春から秋はよく成長するため、土が乾くのも早くなります。指で土を触って乾いている、鉢を持つと軽い、葉が少し下がっているといったサインを目安にしましょう。
冬は成長がゆっくりになるため、水やりを控えめにします。土の表面が乾いてすぐではなく、数日待ってからあげるくらいで十分です。寒い時期に土が湿りっぱなしになると、根腐れしやすくなります。
葉水で乾燥と虫を予防する
ポトスは葉が多いため、ほこりがたまりやすい植物です。葉水をしながら葉の表面を軽くふくと、見た目もきれいになり、乾燥対策にもなります。
葉の裏にはハダニなどの小さな虫がつくことがあります。霧吹きで葉の裏にも軽く水をかけ、変色や小さな点がないか見ておくと早めに気づけます。
ただし、葉水は土への水やりの代わりではありません。土の水やりと葉水は別のケアとして考えましょう。
つるをきれいに伸ばすコツ
ポトスはつるが伸びるほど雰囲気が出ますが、放置すると形が乱れることがあります。葉が少ない長いつる、伸びすぎたつる、向きが悪い部分は剪定して整えましょう。
剪定に向いているのは春から初夏です。葉の付け根の少し上で切ると、その近くから新しい芽が出やすくなります。切ったつるは水挿しにして増やすこともできます。
鉢をときどき回して、光が当たる向きを変えるのも大切です。同じ方向から光が当たり続けると、植物が片側に寄って伸びることがあります。
ポトスの増やし方
ポトスは水挿しで増やしやすい植物です。つるを数節分切り、下の葉を取り、水に挿します。節の部分が水に浸かるようにすると、そこから根が出やすくなります。
水は数日に1回取り替え、明るい日陰で管理します。根が数センチ伸びたら、土に植え替えます。植え替え直後は乾燥しすぎないように注意し、強い日差しは避けます。
増やした株は小さな鉢に植えて、デスクや棚に置くと楽しめます。ポトスは増やす楽しさも感じやすい植物です。
葉が黄色くなる原因
ポトスの葉が黄色くなる原因で多いのは、水のあげすぎ、光不足、寒さ、根詰まりです。
土がいつも湿っている場合は、水やりを控えます。受け皿に水が残っていないかも確認しましょう。暗い場所に置いている場合は、少し明るい場所へ移動します。
冬に急に葉が黄色くなる場合は、寒さが関係していることがあります。窓際は夜に冷えやすいため、夜だけ部屋の内側へ移動すると安心です。
古い葉が数枚黄色くなる程度なら自然な入れ替わりのこともあります。ただし、全体的に黄色くなる場合は環境を見直しましょう。
ポトスは初心者におすすめ
ポトスは、土が乾いてから水をあげ、明るい室内で育てれば、初心者さんでも長く楽しみやすい植物です。つるが伸びる変化もわかりやすく、増やす楽しみもあります。
水をあげすぎない、暗すぎる場所に置きっぱなしにしない、伸びすぎたら整える。この3つを意識すれば、ポトスは暮らしの中で元気に育ってくれます。
